
自分の子供にスケボーをやらせたい親の過ち
昨日の雨で今日はスケートパークの路面がまだ乾いていないので、このブログを書いています。
今日は自分の子供にスケボーをやらせたい親の話しをしたいと思います。
と言っても僕がその親なので、自分の話しになってしまいますが、お付き合い頂けれたら嬉しいです。
子供への過度の期待から自分を見失う親
さて昨今のスケボーブームで自分の子供を堀米雄斗のように!四十住桜のように!と思っているパパさん、ママさんは少なからずおられるかと思います。
しかし、思うように自分の子供がスケボーをしてくれない・・・
よそのあの子は、ゴン攻めしてスケボーをしているのに、どうしてうちの子はまだこのレベルなの?
と思ってしまう事ありませんか?
現在進行形で僕もそうなのですが・・・
でも子供ってそういう親の気持ちを察知しますよね。
すると子供たちは自分はダメなんだと思ってしまったら本末転倒。
他の物事に対しても自信が持てなくなってしまうかもしれません。
これではスケボーが我が子の自己肯定感を下げてしまう原因になってしまいます。
僕も一時期は躍起になって我が子にオーリーでこれを飛び越えてみろ!だの色々な要求を課していました。
すると彼はスケボーすることを拒否するようになってきて、それでも更に僕はそれを許さず「そんな弱気でどうるんだ!」と彼を責めるようになりました。
更に彼の気持ちは落ち込みその場に座り込むようになってしまったのです。
そんな我が子を見た僕はフッと我に返り、自分は何やってんだ・・・
スケボーなんてたかが遊びだろ?
なに鼻息荒くしてんだ?と自分の過ちに気づくようになりました。
無理強いはせずにじっくり待つことも大切
スケボーって本来、難しい物です。
プッシュも出来ない人がたくさんいる中で、彼はオーリーできるし、お箱トリックはハンドダウンスライドターン。
・・・上出来じゃないか!
僕は彼に何を求めていたのか?
堀米雄斗が7歳でキックフリップをキメてなんて聞いてそれを我が子に求めていたのか?
その子によって体力も筋力もメンタルも違うのに・・・
それが分かった瞬間、僕は彼にスケボーを無理強いするのをやめました。
彼がスケボーやりたくない日は、僕は一人でスケートパークに滑りに行きました。
たまに声を掛けてスケボーやる?って聞いて、まだやる気が出ない時は、そのままほっておき、また自分はパークに滑りに行きます。
暫くしてまた僕は彼に声を掛けます。
今日スケボーやる?
ん〜いいよ〜
家の前で軽〜く滑ります。
いいのをキメた時は褒めちぎります。
この繰り返しで最近ではスケボーを拒否することがなくなりました。
他の習い事で副産物的に相乗効果が出た
現在9歳になった息子は筋力も付いてきたのかオーリーの高さも出るようになって安定感が増してきました。
今はFS 180と50−50グラインドを練習中で、FS180はメイク率上げるのみとなっています。
一つのトリックを黙々と練習できるくらい体力も続くようになり集中力も出てきました。
スケボーは週一回の練習しかしてませんが、彼は他にも水泳と陸上を習っているので、土・日のどちらかで少しずつ成長しています。
今振り返ると僕が彼に一番辛く当たっていた7歳の頃は、おそらく筋力と体力が足りていなかったのだと思います。
パパの言うようにしたいのに、思うように体が動かない・・・
体力もないから直ぐに疲れて座り込んでしまう・・・
そんな彼を僕は「なんで出来なんだ!」と責めていた最低の親父でした。
ごめんなさい。反省です。
最近は週3回の他の習い事とその帰りの急坂を自転車で登ってくる事で、筋力と体力が着いたようで思わぬところでスケボーに効果が現れています。
一緒に滑る友達がいたら違っていたのかもしれない?
一緒に滑る友達がいるとまたやる気も違ってくるのだと思いますが、うちの子の影響で近所でスケボーを買った子は5人ほどいましたが、現在続いてるのはうちの子だけです。
みんなやめてしまいました。
僕がもっと巻き込んでスケボーの楽しさを伝えられたら良かったのにと少し後悔しています。
まぁとにかくこんな調子で少しの時間でも良いからスケボー続けてもらえたら嬉しいです。
決して無理強いはもうしませんから。
さてスケートパークの路面も回復したようなので、少し滑ってこようと思います。
それではまたお立ち寄りください。